「ヴィンランド・サガ」トルフィンの奴隷生活での年収はいくら？時代背景から予想

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by わっさーオグデン

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この記事はこんな人におすすめ

ヴィンランド・サガが好き
奴隷になってもモテたい
アニメでヴィンランド・サガを知った

「ヴィンランド・サガ」は、北欧神話を背景にしたファンタジーアドベンチャー作品であり、貨幣に関する具体的な描写はあまりありません。しかし、作品の背景となる北欧地域においては、ヴァイキング時代を中心に様々な貨幣が流通していました。

当時の北欧地域では、主にシルバーコインが流通していました。シルバーコインの純度は様々で、貨幣の価値はその純度によって変動しました。

さらに、ヴァイキング時代には、交易の中で貨幣以外の物々交換も行われていました。特に北欧地域では、毛皮、銀、象牙、アンバー、奴隷などが交換されていました。これらの商品の価値は、貨幣と同様に重量や品質に基づいて決定されていました。

「ヴィンランド・サガ」に登場する舞台のひとつであるアイスランドでは、10世紀頃からシルバーコインが流通し始め、11世紀にはイギリスやノルウェーとの貿易が盛んになったため、多くの異なる貨幣が流通するようになりました。

以上のように、ヴァイキング時代の北欧地域においては、シルバーコインが主に流通していましたが、物々交換も行われており、貨幣価値は品質や重量によって決まっていました。これらの貨幣や交換の仕組みは、「ヴィンランド・サガ」の物語の背景となっている北欧世界においても重要な役割を果たしていたと考えられています。

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本記事を読むとわかること

北欧の奴隷事情
トルフィンの値段
奴隷トルフィンの年収

10世紀デンマークの奴隷
奴隷トルフィンの値段（予想値）
奴隷トルフィンの年収（予想値）
まとめ：『ヴィンランド・サガ』トルフィン奴隷期の年収
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10世紀デンマークの奴隷

出典:©幸村誠・講談社

個人的に奴隷といえばひたすら絶望しか無いイメージでしたが、10世紀のヴァイキング時代のデンマークでは、奴隷が自分自身を買い取って自由民になることが可能でした。奴隷から自由民に昇格するためには、通常は特定の金額の身代金を払う必要があったそうです。

身代金を支払って自由民に昇格する方法は、奴隷に対して同情的な人々によって支援されることが多かったようです。また、奴隷は自らの努力によって自由民に昇格することも可能でした。例えば、奴隷が特定の仕事を行い、その報酬を貯めて自己の身代金を稼ぐことができる場合がありました。

ただし、奴隷が自由民になるためには、法的手続きを経て、買主と契約を交わす必要があったとされています。具体的な手続きや条件は、地域や時代によって異なる場合があります。

奴隷トルフィンの値段（予想値）

出典:©幸村誠・講談社

ヴァイキング時代の北欧地域において、奴隷の価格は様々で、年齢や性別、健康状態、能力などによって変動しました。また、奴隷の価格は地域によっても異なりました。

例えば、10世紀のアイスランドでは、男性奴隷の価格は、最も安い場合でも5オンスの銀(約85,000円）に相当するとされています。また、より若く、より健康で、より能力の高い奴隷は、より高い価格がつけられました。女性奴隷は男性奴隷よりも価格が低かったとされています。

作中でエイナルが“牛2頭よりちょっと高い値段”に対し、トルフィンは“牛2頭”であったと表現されています（当時の牛は1頭10万〜20万円）。トルフィンは当時17歳前後で6歳から戦場を駆け抜け、肉体は極限まで鍛え上げられた状態と考えられるので、平均よりも高い価格がつく可能性が高いです。しかし、奴隷落ちした時のトルフィンはトルケルの言うところの“元気君”ではありませんでした。また、戦闘における肉体的強さは無いものの、農業で鍛えた強い体とその知識を考慮し、当記事では当時のデンマークにおける平均的な成人男性奴隷の価格帯約225,000〜450,000円のMAX値450,000円をエイナルに贈呈し、トルフィンを400,000円とします。

当時のデンマークの農民の年収が、現代の日本円に換算するとおよそ20万円から40万円程度とのことなので、予想値としては当たらずとも遠からずではないでしょうか。